OOZU Daisaku

大洲大作

OOZU Daisaku

1973年、大阪生まれ。写真をメディウムとし、風景に営為を見る。
列車などの車窓にうつろい滲む、営為をうつす光そして影を掬い上げる《光のシークエンス》、
目に見えない領域を照らす光、そこにわだかまる影を探る《INVISIBLESCAPES》などを制作。

青森県立美術館 ラブラブショー2(青森県立美術館, 青森, 2017年)
石の街うつのみや / 大洲大作・写真の仕事 ― 石の街(宇都宮美術館, 宇都宮, 2017年)
さいたまトリエンナーレ2016(旧埼玉県立民俗文化センターほか, さいたま, 2016年)
Afterglow(個展, POETIC SCAPE, 東京, 2016年)
東京ステーションギャラリー開館記念企画展 始発電車を待ちながら(東京, 2012年-2013年)ほか

www.oozu.info

東京の車窓を撮ろう。光の中に、東京に生きる人と街を探そう。
素直にそう思い始めたのは、東京ステーションギャラリーでの作業が大詰めを迎えた、2012年の初秋。

東京を生活の場として十数年が経つのに、自分を支える街をまとまった形では撮影していなかった。
それは、どうやら大切なことほど、他の人より時間がかかる私には仕方のないことかもしれないが、
おそらくは東京と正面から向き合うために、私の中に、ある積みかさねが必要だったのだろう。

それぞれの傷を抱えて漂う幾千もの人の波を、時が刻んだ幾万もの傷を抱える静かな駅舎の内側から
近く遠く感じて過ごしたひと夏が、心につかえていたものを、いつしか溶かしてくれたように思う。

異邦人でなくなったわけではない。それでも、私もまた、この東京に生きている。

この駅から、今ふたたび旅の日々へ、東京の日常へ。
目には見えない、なにかを求めて。

OOZU
Daisaku

100 PHOTOGRAPHERS100 PHOTOGRAPHERS Describing Tokyo Scapes

私たちの居場所、
東京の価値や存在を
写真を通して、
いま考える。