KUMON Kentaro

公文 健太郎

KUMON Kentaro

1981年生まれ。写真家 。ルポルタージュ、ポートレートを中心に雑誌、書籍、広告で幅広く活動。
同時に国内外で「人の営みがつくる風景」をテーマに作品を制作。
日本全国の農風景を撮影したを『耕す人』、日本人と川のつながりを考える写真を『暦川』と題して写真展・写真集にて発表。
現在は、土地の特徴と人の暮らしのつながりを考える『半島』シリーズを製作中。
2012年『ゴマの洋品店』で日本写真協会新人賞。

http://www.k-kumon.net

日本の地方を旅するなかで、時としてふと立ち止まり 、眺めてしまう風景があった。僕の場合、それは自然が織りなす雄大な景色ではなく、人の営みがつくる風景であることが多かった。みかん畑に囲まれた山あいの集落。美しく積み上げられた石垣で層をなす段々畑。夕日に照らされた田園風景。そして静かな風景に囲まれ農作業に勤しむ人々の姿が、時間の流れを感じさせてくれた。そんな風景に感動するたびに、「日本の風景」は「農業の風景」なのだと気付かされた。
人は食べることと離れて生きていくことはできない。すなわち土と離れることはできない。土を耕す人が教えてくれること。それは「我々はどこで生まれ、どこへ還るのか」である。

KUMON
Kentaro

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写真を通して、
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