CHAP-TYAPU

北田匠

KITADA Takumi

平成元年生まれ。
彫刻家の父と七宝焼家の長男として生まれ、2014年 東京藝術大学彫刻科を経て同大学大学院美術研究科修了。
現在は父の「アトリエ北人」を継ぎ様々なモノ作りを手掛けながら、『目を閉じて山を登る』など"自己との対和"
に焦点を当てたコミュニケーションアート作品を制作発表中。
活動の一環として、国内外を転々とし現在は海の中の作品制作の為、沖縄県伊良部島に拠点をおく。

主な活動歴
2011年~ 水丸(mizumaru.com)
2013年  A room of wonder | Tokyo 『納得したんか?』トーキョーワンダーサイト渋谷
2013年  LOLLIPOP Gutai Influence "Light/Dark/Night" Cigar Factory Studios (USA)
2014年  Art Camp 2014 "One billion years banquet" West Bohemia University (チェコ)

takumi-kitada.tumblr.com

山田祐基

YAMADA Yuki

H1.11.11生まれ。
2012年 東京藝術大学デザイン科藝術を卒業。同年、株式会社電通に入社。アートディレクターとして働く傍ら、
水や光をテーマにアート活動をつづける。活動の一環として日本最南端の島「波照間島」をテーマに文化の研究、
人と自然の集合無意識感覚をトランスレーションした作品を制作。自らのルーツを探り南下中。

主な活動歴
2011年~ 水丸(mizumaru.com)
2013年  新世界市場「ふんどしポスター」
2013年  SoftBank iPhoneACアダプター " itomaki "
2015年  京都宇治ナナクモにて、個展「会社を休みすぎた、はてるま展」
2015年  ボイスアーティストおおたか静流さんと「声のお絵かき」ワークショップ

hateruman.tumblr.com

暑い夏の日。
カラカラと竹筒の音をさせて、ざるを担いだ人がやってくる。
ざるの中には水が張ってあるだけ。


「触ってみて」とこちらを見る。


水の中の、水のかたまり。
目には見えないけれど、触れるとたしかにそこに在る。


「何これ!」「水...?」「気持ちぃ!」
「水丸。水のこどもです。」


個を持たない水に、個という概念を与える。


海、川、雲、雨。
コップの水、そして体内の水。
この地球上至る所に在る水達は、その容れ物によって形を変えつつ、
全ての水と、水に関わる全てのものと、触れ合ったかもしれない。


人間で言うと、経験のようなものを蓄えている。


水に触れる。本当の意味での触れる。


一瞬の不思議な経験。
こんなことがあった。
あれは現実だったの?


そんな、信じられないけど、ふと日常に現れた、気になる経験。


届いた人の人生の輪郭を溶かす。
そんなアプローチがしたい。


mizumaru.com

All photos by Yoshiyuki Mori




「水丸」によせて



写真は、
わたしたちの"特別な時間"を未来にむかって視覚化し、
その感覚を瞬時に呼び覚ます存在として、
ひとりひとりの人生に寄り添ってきました。


銀塩からデジタルに、
紙焼きから液晶画像に、
アルバムからi-phoneに、
写真とつきあう私たちのスタンスもスタイルも大きく変わりましたが
写真が与えてくれる「気づき」の鮮度という意味では
近年、多くのボキャブラリーを獲得したように思います。


懐かしいのに、新しい。
『水丸』を通貫する「未来の匂い」には
純度の高い写真の本質が結晶しているように感じます。
「この場所に自分も立会いたかった」という叶わぬ願い、
『水丸』には、朗らかなジェラシーが似合います。


太田菜穂子
東京画 チーフキュレーター

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100 PHOTOGRAPHERS100 PHOTOGRAPHERS Describing Tokyo Scapes

私たちの居場所、
東京の価値や存在を
写真を通して、
いま考える。